2024年最新クラウド会計ソフト比較3選!選び方と特徴を紹介

(このページはアフィリエイト広告を利用しています)

経理作業や確定申告をスムーズに進めたいなら、会計ソフトの導入が重要です。
特にクラウド会計システムは、ソフト版よりも業務の効率向上に寄与し、個人や企業の作業効率アップやコスト削減に貢献します。

この記事では、クラウド会計システムの基本やメリット・デメリット、おすすめのクラウド会計ソフト3選をご紹介します。料金や使い勝手も検討材料として大切です。

クラウド会計とは

クラウド会計は、会計ソフトをクラウド上で運用し、データをサーバーで管理するシステムです。
通常の会計ソフトと違い、ダウンロードや初期セットアップは不要。管理の手続きも基本的には手軽で、だれでも気軽に始められる特長があります。

最近では、多くの企業がクラウド会計ソフトを導入しています。その理由は、2022年1月に施行された「 電子帳簿保存法 」への適応が挙げられます。2年間の義務化猶予期間が設けられましたが、改正では一部の規制が和らいだ一方で、罰則も追加されました。これに応じるため、クラウド会計ソフトの導入が進んでいるのです。

クラウド会計ソフトには、個人事業主・フリーランス向けと法人向けの2つのバリエーションが存在し、それぞれの機能に違いがあるので、導入前にしっかり確認しましょう。

個人事業主・フリーランス向け

個人事業主やフリーランス向けのクラウド会計ソフトは、経理や確定申告の知識がなくても簡単に利用できます。
税理士に頼む必要がなく、使い方がシンプルになっています。

また、銀行口座やクレジットカードとの連携が可能で、確定申告前に明細を整理する手間もほとんどありません。
一部のソフトでは、「白色申告」と「青色申告」の機能が分かれている場合もあります。

法人向け

法人向けのクラウド会計ソフトは、法人の経理業務に特化し、使い勝手が良い機能が豊富です。
個人事業主向けと比べると、請求書の作成や収支の管理が簡単に行えるのが特長です。

さらに、これらの機能だけでなく、経理や会計担当者全体が利用できるのも、個人向けとは異なる利点と言えます。

クラウド会計ソフトの選定ポイント

クラウド会計ソフトの選び方のポイントを紹介します。

  • 機能性
  • 操作性
  • 料金
  • サポート体制
  • 連携性

機能性

機能性とは、ソフトウェアが提供する機能やその充実度を指します。
クラウド会計ソフトが適切な機能を備えていれば、日々の業務がスムーズに進行します。

例えば、売上管理や経費管理、請求書作成、税務申告など、必要な機能が網羅されていることが大切です。

選ぶ際には、自社の業種や規模に適した機能が備わっているかを確認しましょう。
また、使いやすさやレポートの作成機能、予算管理など、必要な機能が十分に整っているかも重要です。

操作性

操作性は、ソフトウェアの使いやすさや直感的な使い方のしやすさを指します。
直感的なデザインや分かりやすいメニュー構成など、使い勝手の良いクラウド会計ソフトを選ぶことで、従業員はデータを速やかかつ正確に入力し、業務をスムーズに進められます。

選ぶ際には、デモやトライアルを通じて実際に操作してみることが大切です。
使いやすさや操作手順が自分やチームに合っているか確認しましょう。また、ショートカットやカスタマイズ機能の有無も考慮すべきです。

料金

ソフトウェアの価格や費用対効果など、料金も重要なポイントです。
企業では限られた予算内でソフトを選ぶ必要があります。

適切な価格でクラウド会計ソフトを選ぶことで、必要な機能を手に入れつつコストを抑えられます。
詳細には、料金体系や追加料金、サポート費用などを理解することが肝心です。

将来的な成長や需要増加にも対応できる柔軟性を考慮することもおすすめです。

サポート体制

ソフトウェアのサポート内容やカスタマーサービスの品質、レスポンス時間など、サポート体制も考慮してみましょう。
サポート体制を重要視することで、問題や疑問が生じた際に素早くかつ適切なサポートを受けることができます。
信頼できるサポートがあれば、トラブルの解決や効果的な利用方法の相談が可能で、ビジネスの継続性や効率性が確保できます。

例えば、24時間体制のサポートやチャットサポートなど、自社の要件に合わせたサポート体制を備えたソフトウェアを選ぶと良いでしょう。

連携性

連携性とは、自社のシステムや口座、POSなど他のビジネスツールとのデータのやり取りがスムーズに行えることを指します。
業務を効率的に進めるためには、各ツール間でデータを自動的に共有できる連携が重要です。

たとえば、売上データや経費データを自動的に導入することで、手作業の量を減らし、正確な情報を手に入れられます。
選ぶ際には、自社が使用している他のツールとの連携が可能か確認しましょう。
また、銀行口座やPOSシステムとのデータが自動的に同期できるかも重要なポイントです。

クラウド会計ソフトのおすすめ「 3選 」

様々なクラウド会計ソフトがありますが、おすすめの3つをご紹介します。
どのサービスも皆さまも一度は耳にしたことがあるかと思います。

初期費用利用料金無料トライアル個人事業主向け法人向け改正電帳法への対応主な機能連携
freeeなし1,980円/月〜30日間確定申告書の作成・提出/取引の自動登録・自動仕訳/見積書・請求書の作成・管理/レポート/スマホアプリ/インボイス制度対応/電子帳簿保存法対応税理士・会計事務所、金融機関、POSレジ、請求書
弥生会計オンラインなし2,680円/月〜1年間決算書作成/仕訳・記帳の自動化/レポート/スマホアプリ/インボイス制度/電子帳簿保存法/帳票作成営業支援・顧客管理・販売管理システム、ECサービス、POSレジ、コミュニケーションツール
MFクラウド会計なし2,980円/月〜30日間決算書作成/仕訳・記帳の自動化/レポート/スマホアプリ/請求書作成/経費精算/給与計算/勤怠管理/マイナンバー管理/インボイス制度/電子帳簿保存法
経費・請求書管理ソフト、金融機関、POSレジ
スクロールします

※2023年11月21日 時点

freee(フリー)

引用:freee

「freee」はfreee株式会社が提供するクラウド会計システムです。
クラウド会計シェアNo.1の「弥生会計 オンライン」と肩を並べ、使いやすさに自信を持っています。
無料トライアルも用意されており、導入後にどのように業務を進めるかに合わせたプランを提供しています。

また、学習リソースとしてセミナーやヘルプページ、YouTube動画を公開しており、利用者がスムーズに活用できる環境が整っています。
WindowsとMacの両方に対応しており、場所を問わない柔軟な働き方が可能です。

freee の特徴
  • クラウド会計システムのシェアNo.1
  • 使い方を学べるシステムが充実
  • OSを問わないので誰でもどこでも編集可能
freee がおすすめの人
  • 経理初心者の人
  • 業務の効率化をしたい人
  • 異なるデバイスから利用したい人
初期費用なし
料金プラン1,980円/月〜
無料トライアル30日間
個人事業主向け
法人向け
改正電帳法への対応
主な機能確定申告書の作成・提出/取引の自動登録・自動仕訳/見積書・請求書の作成・管理/レポート/スマホアプリ/インボイス制度対応/電子帳簿保存法対応
連携税理士・会計事務所、金融機関、POSレジ、請求書

弥生会計 オンライン

引用:弥生会計オンライン

「弥生会計オンライン」は、初めての経理業務でも手軽で安心なクラウド会計ソフトです。
弥生株式会社が提供する大手のクラウド会計システムで、分かりやすい入力画面と自動集計・作成機能により、簿記の知識がなくても簡単に操作できます。
銀行口座やクレジットカードの明細、レシートのスキャンデータも自動で取り込まれ、スマートフォンからも入力可能で利便性が高いです。
経理・会計が苦手でもサポートが充実しており、個人事業主向けのクラウド会計システムも利用可能です。

弥生会計 オンライン の特徴
  • 初心者でも取引入力から帳簿・レポート作成がスムーズ
  • 相談できるサポート体制
  • 無料トライアル期間が長いのでじっくり試せる
弥生会計 オンライン がおすすめの人
  • 簿記の知識に自信がない人
  • スマートフォンを活用したい人
  • 初期費用を抑えたい人
初期費用なし
料金プラン2,680円/月〜
無料トライアル1年間
個人事業主向け
法人向け
改正電帳法への対応
主な機能決算書作成/仕訳・記帳の自動化/レポート/スマホアプリ/インボイス制度/電子帳簿保存法/帳票作成
連携営業支援・顧客管理・販売管理システム、ECサービス、POSレジ、コミュニケーションツール

個人事業主にオススメ「やよいの青色申告 オンライン」

弥生株式会社は、個人事業主向けに「やよいの青色申告 オンライン」を提供しています。
このクラウドサービスは、知識がない方でも簡単に確定申告書の作成が可能で、銀行明細やクレジットカードの取引データを自動で取り込み、自動仕訳もサポートしています。

「1年間無料キャンペーン」を実施しており、セルフプラン(通常8,000円税抜/年)とベーシックプラン(通常13,800円税抜/年)の全機能を1年間無料で利用できます。セルフとベーシックの違いは「操作サポート」の違いで、機能はいずれも全機能利用可能です。

(操作サポートの比較)

セルフプランベーシックプラン
WebFAQ
電話サポート
メールサポート
チャットサポート
画面共有(オペレーターからの提案時のみ)
仕訳相談
経理業務相談
確定申告相談
福利厚生サービス
※全て利用可能なプランは「トータルプラン」です

MFクラウド会計

引用:MFクラウド会計

「MFクラウド会計」は、マネーフォワードが提供するクラウド会計ソフトです。
個人事業主から大企業まで対応しており、会計ソフト以外にも広範な展開があります。

2022年1月に改正される電子帳簿保存法への対応が可能で、ビジネスの成長に合わせて柔軟にカスタマイズできます。

全国の税理士や会計事務所と提携し、サポート体制は抜群。運営のサポートも充実しており、初めて導入する方でも安心です。

MFクラウド会計の特徴 の特徴
  • 個人事業主から法人まで幅広く対応
  • フェーズにあわせた機能拡張が可能
  • バックアップ体制完備で安心
MFクラウド会計 がおすすめの人
  • 経理業務を効率化したい人
  • より高度な機能を使ってみたい人
  • サポートを重視したい人
初期費用なし
料金プラン2,980円/月〜
無料トライアル30日間
個人事業主向け
法人向け
改正電帳法への対応
主な機能決算書作成/仕訳・記帳の自動化/レポート/スマホアプリ/請求書作成/経費精算/給与計算/勤怠管理/マイナンバー管理/インボイス制度/電子帳簿保存法
連携経費・請求書管理ソフト、金融機関、POSレジ

クラウド会計のメリット

クラウド会計ソフトを導入すると、次のようなメリットを受けられます。

ツールのメンテナンス不要

クラウド会計は、インストール型と異なり、自動アップデートが実施され、手動で最新版への切り替えが不要です。それに伴う費用もかからないため、導入後のコストが抑えられます。

安全なデータ管理

自分のパソコンにデータを保存する場合、故障やウイルス感染によるデータ破損・流出のリスクがあります。
安全性が確保されたクラウド会計ソフトを選び、セキュリティ対策の手厚いクラウド上にデータを保存することで、より安心して管理できます。

端末や場所を選ばない柔軟な働き方に最適

「クラウド会計ソフト」は、インターネットを通じてサービスを利用するため、自宅だけでなく外出先のパソコンからも簡単に入力できます。
さらに、スマホアプリを活用すれば、移動中などの隙間時間でも経理作業が可能です。

クラウド会計のデメリット

一方でクラウド会計ソフトには、次のようなデメリットもあります。

インターネット環境が不可欠

「クラウド会計ソフト」の一つのデメリットは、データがクラウド上に保存されるため、インターネット環境が必要不可欠です。
通信環境が十分でない場合、動作がスムーズに進まない可能性も考えられます。

ログインアカウントの管理

「クラウド会計ソフト」の欠点の一つは、ログインIDとパスワードが必要であることです。
これらの情報が漏れると、誰でもデータにアクセスできる可能性があります。個々のログイン情報の厳格な管理が必要です。

「クラウド会計ソフト」の欠点として、データを仮想空間に保存するためにインターネット環境が絶対に必要です。同時に、外部者がログインできないようにログイン情報の厳格な管理も欠かせません。具体的な対策としては、許可のない端末からのアクセスを禁止するか、ログイン情報を端末に保存しないようにするなど、適切な対応を考慮しましょう。

まとめ

クラウド会計システムを採用することで、業務の効率化だけでなく、改正電子帳簿保存法への対応もスムーズに進めることができます。
業務の手間を軽減し、例えば決算書作成により多くの時間を割く必要がないようにするためにも、できるだけ早めの導入がおすすめです。

私の場合は「freee開業」で個人事業主の手続きを簡単に行えたので、クラウド会計ソフトでも「freee」を活用していますが、他のサービスも魅力ある特徴や機能がありますね。